バロックバイオリン
金曜日、バロックバイオリンというモノに興味を覚えたので、小林瑞葉という人の演奏会を聞きに
東京オペラシティ内の近江楽堂に行ってきた。
楽堂って言うかただの空間じゃん。そこにパイプイス並べてあるだけ。
なんで興味持ったかって言うと、指板がナット部分で約1.5ミリ広くて(たぶん弦間も広い?)
より自由な運指が出来る事にあるらしい。
というか、現代のバイオリンがなんで昔に比べて指板幅を狭くしたのかよく分からんけど。
バロックバイオリンそのものに興味があるというよりも、そういった楽器製作上のアイデアなり発想を
見たり調べたりするのが好きってだけなんだろうけど。
先人の知恵ってデカイと思うし。
ギターにも応用できる部分とかあるかな~とか妄想するのが楽しい(笑
逆に現代のバイオリンの改造版で、マルチスケールとか作ればいいのに。
フレット無いから演奏が超難しそうだけど。
っつーかフロイド乗せようぜ(笑
ピエゾブリッジは既にあるし。
ただ結局、自分の知識不足(クラ楽器なんて詳しいワケが無い)で、どこがどう
現代バイオリンと運指が違うのか、とか全く分からずに演奏会終了。
いや、別にいいんです。実際に行って聞く事に意味があるんです。
曲も何をやったかすら知らないんだけど(おい)、何曲かは楽しめた曲もあった。
ただいかんせん、バイオリンとチェンバロとビオラなんとか~って楽器のトリオだったので
静かっつーか大人しいっつーか、帰りはインフレイムス聞いて帰りました。
チェンバロの人は孝直君の同門だった模様。
そのコンサートに足運んだ理由はなんだったんだろうと
思ってましたが、そういう理由だったんですね。
モダンバイオリンが指板幅を狭めたのは早いパッセージを
弾きやすくするためとかじゃないでしょうかね。
見てくれの大きな違いは楽器本体のコマがモダンより低いとか、
弓の先っぽがちょっと違うとかでしょうね。
顎あてがないとか。
あとは出音が、弦がスチールでなくガットなので柔らかい。
フレージングが細かい、なんてとこでしょうか。
これも時代によって少しずつ変わってくるんですが。
なるほどねー。
やはりクラ楽器は歴史が長い分、細かなバリエーションの派生や
進化の袋小路にハマって消えていった楽器とかも多いと思うけど
その中で現代のエレキギターに応用できるTIPSがあるかもなー
という視点で見てると面白いね(笑
もちろん加工精度や材料の進歩などもあるけど
昔の職人だって必死に色々考えてたと思うし。