SF2本
ディストリクト9(第9地区)を観に新宿へ。
エイリアンが人間とドンパチやって~・・という、いかにもB級臭いのを想像してたけど
ちょっと(良い意味で)違ってた。
けっこう面白いです。
エイリアンの状況が悲惨なので、最初はキモイと思ってたエイリアン達に
後半は同情できるように作られてます。人間に虐待されまくり。
空中に浮かぶ母船が故障中だから、あんまり逆らえないエイリアン達が可哀そうになってきます。
子供のエイリアンとか出てくるしね。
彼らの好物のキャットフードはどう見ても麻薬の比喩ですかね。
キャットフード(麻薬)欲しさに自分達のやたら強力な武器をヨハネスブルクのギャングどもに渡してるし。
主人公は頭の軽そうな(しかし人が良さそうな)役人風で、エイリアンに
他の地区への移住を促す仕事をしてるんだけど、その頭の軽さ故にヘンな液体を
ひっかぶってしまい、自身がエイリアンに変貌していってしまいます。
その描写が結構グロくて良いです。
ナタで自分のキモイ指を叩き切ったら、あまりにも痛いとか、緑の鼻血が止まらないとか
爪が勝手に剥がれていく恐怖とか。
ラストもけっこう上手くまとめてると思う。
ちゃんと帰って来るとイイんだけどね~・・・。
ピータージャクソンが絡んでるという事で、やっぱりクリーチャー関係はWETAでした。
そのあと恵比寿で、「月に囚われた男」を観る。こちらもSF。
恵比寿でしかやってないのが痛いな。
こちらも面白い。今回は2本ともアタリのようだ。
公式サイトを読んだ段階で、主人公がクローンである事はすぐに分かる。
でもラストはそこからもう1歩くらいあった感じ。
とにかく雰囲気が昔のSF映画っぽくて、そこが良かった。
2001年とか初期のエイリアンとか、イベントホライゾン(好きなんだよね)とかそのへん。
月面基地の内部とか、計器類とかのデザインがね。
たぶんワザとノスタルジックに作ってるんだと思うけど。
観終わった後に考えれば、ちゃんと最初から伏線が張ってあるんだよね。
基地内部のキレイな様子とギャップのある古びたソファーとか。
「3年契約の仕事」というのは、クローンの寿命が3年という事なんでしょう。
こちらも歯が抜けたり鼻血が止まらなかったりしてましたが(笑
こちらのラストもけっこうキレイにまとまってました。
俺も第9地区見たよ!
異星人はあれだけの技術とマンパワーがあれば
地球を征服できるのにね。
猫缶だったら人間の食うツナ缶も大丈夫な気が・・・
薄味が好みかなw
udagawa
人間の銃でやられてるので、あんまり強くないのかな?
テクノロジーはあっても。