Archive for 1st 5月 2006

僕の大事なコレクション

イライジャ首太すぎ(笑

そんなワケで、朝一でブロークンフラワーズをシネマライズで観た後、適当に
昼飯食ってCQNへ。
ちょうどメーデーと重なってたので、渋谷は警察やパレードする人、右翼の街宣車で
鬼のような混み具合。
前を走るコカコーラの車に向かって「コカコーラ!テメェどけやコラ!」とか
マイクでがなり立ててる街宣車のお兄さんは、それはギャグでやってんのか?って感じで。
戦車で踏み潰したいよゴミ共が。

初日の割には空いてたね。ブロークンより混んでるかと思ったんだけど。

ある程度の内容は事前に読めてしまったので、お気楽ロードムービーでは無いだろうな
という確信はあった。ユダヤ人の祖父を救った女性を探しにウクライナへ。
どうしたって「戦争」や「ユダヤ人虐殺」等のテーマが見え隠れするし。

ただ、実際には割と明るく描かれているのでヨカッタと思う。
たしかにテーマは重い。そして謎も残る。こちらはブロークンと違って
謎を解かないと話がイマイチ分かりにくいってのもあるんだが。
ただその重いテーマを、軽妙なタッチで描いているし、なにより登場人物(と犬)が
イイ味を出してるのがヨカッタ。
英語が分かれば(字幕に頼らずに済めば)もっと面白かったかも。

悲しい過去は過去でちゃんと向き合って、でも若者は未来に向かって歩いていくんだ、
という感じでヨカッタと思うよ。
俺も単純だな(笑

まぁ大ヒットするような映画では無いだろうけど、久しぶりに「外れなかった」映画を観たな(笑

ブロークンフラワーズ

初日の一回目を観た。
いや別にそんな意気込んで観る理由はあまり無いんだけど、休みの日は予定を
なるべく詰めるようにしてるので。僕の大事なコレクションと二本イッキ観。

ジムジャームッシュの映画は久しぶりで、たぶんナイトオンザプラネット以来だと思う。
ゴーストドッグはケーブルTVで流し見した程度だったし。
コーヒー&シガレッツは、俺タバコ嫌いだもん(笑
タバコ吸っててカッコイイ~なんて映画は観る気になれん。

ナイトオンザプラネットのウィノナの章が個人的には一番好きなんだよね。

で、ブロークンフラワーズ。

映画を見終わった後は、何がなにやら腑に落ちない点もあったけど、数日経って
色々整理してくると、なんとなく分かったかな~・・という感じ。

超絶に面白いワケでは無いんだけど、人生の悲哀というか、たまたま年齢は違えど
今俺が感じてた事が描かれていたりしたので、個人的には結構好きな作品だね。

以下ネタバレ
手紙の送り主が誰かってのは、最後まで分からないんだけど、実はあの手紙って
誰が出したとか考える事自体がナンセンスなんじゃないかな。
昔の恋人達を訪ねに行く、というプロットを作るために考え出された一種の
映画的トリックっつーか、装置なだけであって、誰が出したのかの謎解き映画では
無いんだよね。
最後に出てくる息子らしき人も(実際にビルマーレイの息子が演じたワケだが)
あれは個人的には息子じゃ無いと思う。ビルにとっては偶然が必然に見えたんだよね。
その後に出てくるジャージの若者も、過去の自分か?とも思ったけど、これまた
必然を装った偶然なんじゃないのか・・・とも思うワケです。

ナイトオンザプラネットで、酔っ払い客に自分がいかに不幸かを語るタクシー運転手の
章があったけど(たしか北欧の方のシーン)、あれも結局タクシー運転手の語る話が
ウソなのか本当なのか結局分からないんだよね。
その微妙な不透明さ、空気感が面白かった思い出があるんだけど、今回もそれと
似たような感覚かな。

謎解きしないと気が済まない人は観てもあんまり面白く無いと思ったりして。

ビルの寂しそうな演技は秀逸だね。
なんかホント可哀想~~って思うもん(笑
金銭的には成功したけど、心はカラッポ。カラッポっつーか諦観?
人生は長いようで短いからな~・・・

帰りに出口でぴあの調査やってた。
時間が無かったので答えなかった。答えてたら載ったのかな?(それはソレでイヤ)