2本
ヴィムヴェンダースはベルリン天使の詩くらいしか観た事無いです。
これはジジイには受けそうな映画ですね。若い人は退屈なんだろうな~・・という感じ。
まぁパーフェクトとは言えない日々ですけど。
わたしの理想は真壁雲斎か阿葉山宗介です(笑
漫画版が最高過ぎて未だに夢枕獏の原作の方を読んでないというニワカです。
人に貸すと大抵返ってこない漫画としても有名です(俺調べ)その都度買い直してるけど(笑
フランスがアニメ化って事で観てみましたが、阿部寛が氷ってるだけの方は観てません。
映画として90分程度に納める必要があるのでしょうが無いですけど、やはり漫画の方がヨカッタ。
ラストも、あの目を見開きながら凍って死んでる羽生との対面という劇的なシーンは無し。なんでやねん。
羽生丈二の吹き替えを大塚明夫がやってるのはかなり合ってますね。まぁバトーとも印象似てるしね。
フランス製アニメなのに、きちんと劇中に出てくる新橋駅とか看板が全部日本語なのが凄いし、
現金書留の封筒とかもよく調べてるなーと感心。
ただいかんせん女性をやたら不細工に描いてるのが疑問。フランス得意のアジア人差別意識ですかね。
岸文太郎とのエピソード(ザイルを切る)と、グランドジョラス北壁での遭難と前半あたりのエピソードは再現してるけど
アンツェリンを助けた鬼神のごとき登攀とか、ラゼンドラ関連は全部省いてますね。まぁ90分程度に納めるにはしょうが無いか。
夢枕獏の描く、執念というか怨念にも似た何かに取り憑かれた男達の生き様は
読んでる分には滅茶苦茶面白いけど、実際に身近にいたらイヤだな~・・という感じ(笑