レクイエム
こんな安っぽい椅子で17000円かよっっ!!!
って事で木曜日、モツレク@NHKホールに突撃。指揮はアーノンクール。
というかアーノンクールがどのくらいスゴイ人なのか実はあんまりよく知らない(^^;
ドラゴンボールで言うと、セルくらい?(なんつー例えだ)
なかなか忙しくて予習はあまり出来なかったのだが、怒りの日やラクリモーザが好きなので
それを生で聞けるだけでもヨシとしよう、という感じ。
後で知ったのだが(遅いよ)今回は古楽器での演奏という事で、編成もあまり大人数じゃ無かった。
前プロが終わったらきっとステージ上の椅子が増えるんだろう、と本気で思ってた(笑
そのせいで音量・音圧という意味ではNHKホールではちょっと迫力不足な気も。
クラ初心者としては、もっと大袈裟なオケでのモツレクも一度聞いてみたいと思ったね。
歌い手の中では、とにかくソプラノの人が上手かったね。すんごい声がキレイで。
アルトの人は、ちょうどヴァイオリンやヴィオラの音域とブツかるせいか
ソロの場面でもあまりよく聞き取れなかった。
逆にソプラノは声が抜ける抜ける。あれは凄かった。
隣で歌われたらきっと何か漏らすに違いない(汚
楽器陣はオール古楽器という事で、普段あまり目にしないような楽器もあって楽しかったね。
一番目を引いたのは、5弦のコントラバス。多弦・・ハァハァ・・・。
それも2本のうち1本はメイプル指板だよ。クラシック楽器でメイプル指板って
初めて見た。普通はエボニーじゃない?よく知らんけどさ。
フレット付きだったし。打ち込んであるヤツではなくて巻いてあるヤツだけど。
ステージ右側には小さなオルガンが置いてあったけど、客席の方に向いてないせいか
音がほとんど聞こえなかった。
全体の印象としては、既に持ってるアーノンクールのモツレクCDと比べても
あまり大差は無いのかな、って印象。
と言うか、モツレクはアーノンクールとヘレヴェッヘしか持ってなくて、
さらにアーノンクールの方しかほとんど聞いてなく、自分の中での基準がそのCDに
なってるので、殊更にあまり違和感無く演奏を聞けたんだと思う。
楽しみにしてた怒りの日やラクリモーザも生で聞くだけの事はあったな。
目を閉じて聞くとまた違った印象で、音が一塊になって自分に襲い掛かってくるような感覚。
決してメタルのライブみたいにヘドバンしたくなるような曲では無いし、そういう
演奏でも無いんだけど、内に秘めた圧力みたいなのは感じたね。
しかし、客席の咳払いが多かったね。
もちろん曲の合間なんだけど、普通あんなに多いのか?
曲が終わると堰を切ったようにみんなセキしてんの(笑
あと隣の女の人の鼻息が俺の耳元まで聞こえてきてたのがキモチワルス。
静かな曲だと鼻息がよく聞こえるんだよ!口で息しろよ!オルァ!!!
残念だったのは、最後の最後、演奏が終わった後の拍手。
俺はどのタイミングで拍手していいのかよく分からんかったので拍手はしなかったんだけど
一旦パラパラと拍手が起こり、でも会場全体が拍手してないから「あれ?」てな感じで拍手が収まり、
その後アーノンクールが客席の方を向いた時点で会場中が大拍手。
なんだかアーノンクールが可哀想だった(^^;
「拍手するタイミングくらい勉強しとけよボルァ!」と思ってるに違いない。
まぁでも行って良かったね。高かったけど。あんな椅子だったけど。
なんか狭くてしょぼい椅子だし。
次はヴェルディのレクイエムを生で聞きたいね。
前プロの宗教曲(合唱付き)は、マジで落ちそうになった(笑